開催直前! レガシーと参加者を再確認!

2025年5月4日午後8時(日本時間)、Wings for Life World Runの喜びと興奮が世界のいたるところで感じられるようになります。また、このまま行けば、今年の参加者数が2024年に記録した史上最多参加者数26万5,818人をさらに上回る可能性もあります。
Wings for Life World Runでは、すべての参加登録に意味があります。参加登録を完了すれば、最多参加者数記録の更新はもちろん、脊髄損傷の治療法研究のための資金の増額にも更新できます。
さらに言えば、世界中の参加者の皆さんと一緒にこのグローバルイベントが築き上げてきた素晴らしいレガシーにも貢献できます。そこで本記事ではその偉大なレガシーと世界中の参加者の皆さんを詳しく見ていきましょう。
数字で振り返るレガシー
2014年に開催された第1回から2024年までの間に、Wings for Life World Runにはのべ150万人以上(155万9,534人)が参加してきました。彼らの走行距離を合計すると1,469万9,242kmとなります。
これは地球366周分、月まで38回分の距離に相当します。ちなみに、歩数に換算すると180億9,506万5463歩となります。
次に、チームを見ていきましょう。Wings for Life World Runではこれまでに合計4万4,390チームが結成されてきました。今年も2万2,000以上のチームが登録されていますので、興味がある方は、自分に合ったチームを選んで参加してください。
チームには世界のどこからでも参加できます。たとえば、2024年のAdidas Runnersチームは参加メンバーの国籍が100を超え、1チーム内国籍最多記録となりました。ちなみに1チーム内最多メンバー記録は5,950人で、こちらは2024年にフロリアン・ノイシュヴァンダー氏のチームRun with the Flowが記録しました。
チームはどこからでも参加できることを忘れないようにしてください。2024年は、Adidas Runnersチームの参加メンバーの国籍が100を超え、Wings for Life World Runの新記録となりました。ちなみに1チーム最多メンバー記録は5,950人で、2024年のフロリアン・ノイシュヴァンダー氏のチームRun with the Flowが記録しました。
2024年にミュンヘンで参加したフロリアン・ノイシュヴァンダー氏(サングラス着用)
2024年までの参加者ひとりあたりの平均走行距離は9.43kmですが、このイベントの最大の魅力は、距離や参加方法(ランニング / ウォーキング / 車いす)、年齢などは関係なく、レースに参加した誰もが脊髄損傷を抱えている人たちに希望を与えられるということです。
年齢の話をすると、台湾の玄殷亮氏がWings for Life World Run最年長参加者記録を保持しています。2021年に玄殷氏は99歳145日で参加して6.12kmを走りました。
Wings for Life World Runにまつわる数字で何よりも嬉しいのが、過去11回の開催の参加登録日と寄付金の合計金額5,192万9,785ユーロで、213の研究プロジェクトへ資金を提供できています。12回目となる2025年が終了すれば、これらの数字がさらに伸びるはずです!
今年の参加者
Wings for Life World Run 2025のスタートラインに立つ “私たちのヒーロー” のひとりが、2017年の事故で対まひを抱えているミケル・ロカティ氏です。ロカティ氏は、Wings for Life World Runから資金援助を受けたSTIMO(電気刺激)臨床試験を通じて、自分の足で再び歩くことができています。
ロカティ氏は「臨床試験を受けたことで私の人生は一変しました。自力で立ち上がり、歩けることは日常生活の一部における自由と自立を意味しています。Wings for Life World Runは大きな希望を与えてくれます。イベント自体もとても楽しいです」と語っています。
楽しいと言えば、Wings for Life World Runの最大の楽しみのひとつが、世界に貢献するために参加してくれるスポーツシーンの著名人たちに出会えることです。
5月4日のスタートラインに立つそのようなひとりが、サッカー監督として多くのタイトルを勝ち取り、2025年からレッドブルのグローバルサッカー部門の責任者に就任したユルゲン・クロップ氏です。今年は初参加になりますが、すでに世界中の誰もが参加できる自分のチームを結成しているクロップ氏は次のようにコメントを発表しています。
「Wings for Life World Runは今年が初参加ですが、すでに気に入っています。なぜなら、素晴らしいことを成し遂げるために世界中から人々が集まるイベントだからです。脊髄損傷の治療法発見に貢献するために世界中から多くの人が参加するこのイベントは、本当に素晴らしいですね!」
また、オリンピック金メダルを2個獲得している中国代表フリースタイルスキーヤーのアイリーン・グー氏や、レッドブル=ボーラ=ハングスローエに所属し、ツール・ド・フランスで複数のステージ優勝を手にしているスロベニア出身ロードレーサーのプリモシュ・ログリッチ氏も参加します。出生地のカリフォルニア州から参加する予定のグー氏は次のようにコメントを発表しています。
「Wings for Life World Runでは、私たちのすべてのステップが自分たちを遙かに超えたところまで影響します。世界中の数万人の参加者たちがひとつとなり、脊髄損傷の治療法研究を進歩させるこのイベントは、今やひとつのムーブメントなのです」
ログリッチ氏も次のコメントを寄せています。
「サイクリストには走らないイメージがありますが、私はランニングが大好きです。しかも、今回はただのランニングではありません。世界のために走ります。皆さんもWings for Life World Runに是非参加してください。私たちのチームに参加して大きなグループとなり、一緒に違いを生み出しましょう」
以下に、Wings for Life World Run 2025に参加する日本人アスリートおよびアンバサダーと、海外アスリートの一部をご紹介しておきましょう(敬称略・順不同)。日本人アスリートおよびアンバサダーは特記がない限り、アプリラン東京会場に参加する予定です:
《アンバサダー》
- 猪狩ともか(仮面女子 | 車いすアイドル)
- 渋谷真子(車いすYouTuber)
- 赤星憲広(元阪神タイガース)
- ちぃたん☆(コツメカワウソの妖精)
- 福元哲郎(プロトライアスリート | 広島会場)
- 福田穣(プロランナー | 福岡会場)
《日本人アスリート》
- 小林陵侑(スキージャンプ)
- 小野光希(スノーボード)
- 鬼塚雅(スノーボード)
- 上田瑠偉(マウンテンランニング)
- Yu-ri(フリースタイルサッカー)
- aMSa(eスポーツ)
《海外アスリート》
- カリッサ・ムーア(米国 | サーフィン)
- ファビオ・ヴィブマー(オーストリア | トライアルバイク)
- ルーシー・チャールズ=バークレー(英国 | トライアスロン)
- アーチ・マニング(米国 | アメリカンフットボール)
- セバスチャン・ローブ(フランス | ラリー)
- ドミニク・ティーム(オーストリア | テニス)
- エレナ・リバキナ(カザフスタン | テニス)
- スタン・ワウリンカ(スイス | テニス)
- トム・ピドコック(英国 | ロードレース)
- パスカル・シアカム(カメルーン | バスケットボール)
- カールステン・ワーホルム(ノルウェー | 400mハードル)
- ライアン・シェクラー(米国 | スケートボード)
- ビヨン・ダンカーベック(デンマーク | ウインドサーフィン)
- リアム・ダンカーベック(デンマーク | ウインドサーフィン)
- ジェシカ・フォックス(オーストラリア | カヌー)
まだ間に合います!
世界中の人たちと一緒に世界記録達成を目指すチャンスはまだ残っています。参加登録がまだの方は、是非とも参加登録を完了してください。こちらから行えます。参加登録が完了したあとは、こちらのチェックリストを確認して、レース当日に備えてください!
また、日本ではアプリランイベントが以下の4会場で開催されます:
⚫︎東京会場
場所:明治神宮外苑 住所:東京都新宿区霞ヶ丘町1-1
https://www.wingsforlifeworldrun.com/locations/tokyo
⚫︎大宮会場
場所:大宮第三公園 住所:埼玉県さいたま市大宮区堀の内町2丁目
https://www.wingsforlifeworldrun.com/locations/omiya-3rd-park
⚫︎広島会場
場所:福山市竹ケ端陸上競技場 住所:広島県福山市水呑町三新田4748
https://www.wingsforlifeworldrun.com/locations/fukuyama-city-hiroshima
⚫︎福岡会場
場所:国営海の中道海浜公園光と風の広場 住所:福岡市東区大字西戸崎18-25
https://www.wingsforlifeworldrun.com/locations/fukuoka